ステージ3B

2016年にS状結腸癌と診断されたCOONIの闘病中に思ったこと&たまにお仕事や趣味や愛犬のお話しブログです。

止まらない腹痛と正露丸

2016年の冬だったと思う。1月か2月頃。

ある時からなんとなくお腹がおかしいなと思うようになった。

なんだか常に腹痛。

動けないほどじゃないのだけれど、

なんだかずっとお腹の調子が悪かった。

記録をつけていたわけではないし、

もう3年も前のことなので詳しくは覚えていないのだけど、

とにかくずっとお腹の調子が悪かった。

 

 

お腹が痛いときは正露丸

 

 

子どもの頃あまりお腹の強くなかったぼくは

よく正露丸を飲んでいた。

もちろん糖衣錠なんてなかった時代。

強烈な匂いと味の正露丸を飲めば腹痛は治まっていた。

 

 

だけど正露丸は大人になったぼくの

この腹痛に対してまったく効果を示さなかった。

 

 

一ヶ月以上正露丸の効かない腹痛が続いた頃、

ちょっと痛みも増してきたような気もするし、

あまりにも続くので近所の病院へ行ってみることにした。

 

診察を受けると

念のため便を調べてみましょうということになった。

検便なんていつぶりだろう。

普通の会社は健康診断でやってるのかな?

フリーランスのぼくは健康診断もしばらく受けていなかったので

ちょっと新鮮だった。

手順はわからなかったけど。

 

後日苦心して拾った便を病院に持っていくと、

便の中から血液反応があった。

 

 

ぢ?

 

 

痔の可能性もあるのだけれど、

もしかしたらそうではない可能性もあるとのことで、

次は大腸カメラ検査をすることになった。

 

 

初の大腸カメラ。

 

 

大腸カメラの検査って準備がすごく大変。

前日検査用のヘンテコな食事を食べたあと食べられないのはもちろんだけど、

検査までにお腹も腸も空っぽにしなければならない。

 

 

全部お尻から出す。

 

 

2リットルくらいの下剤を飲みながら

出てくるものが透明になるまで出す。

 

何度もトイレに行く。

 

出し尽くしたらもうちょっとスッキリするかと思ったけど、

そうでもなかった。

 

でもきっと胃袋から腸内はツルツルピカピカになってるはず。

という状態でいざ大腸カメラへ。

 

お尻から出す行為は生まれてからずっとしているけれど、

座薬以外のものを入れることってなかなかない。

 

 

ドキドキしながらベッドに横になり、

横向きでお尻を突き出すカタチで検査が始まった。

 

 

その時のお尻の感触は残念ながら覚えていないのだけど、

カメラが体内に入りモニターに映った腸内は

ホントにツルツルピカピカのピンクで綺麗だった。

 

 

こんなにキレイなものなんだね〜

などと思いながらずんずん腸内を進むカメラ映像を

技師さんと二人で見ていた。

 

 

綺麗なピンク色は突然終わった。

 

 

突然目の前に現れたのは

ドロドロゴワゴワのヘドロのようなものだった。

 

 

技師さんの動きが止まり表情も固まった。