ステージ3B

2016年にS状結腸癌と診断されたCOONIの闘病中に思ったこと&たまにお仕事や趣味や愛犬のお話しブログです。

腹膜播種

昨日は診察と43回目の抗がん剤投与入院の予定

だったのだけど

先日(10月3日)撮ったCTを見て

治療方針が変わった。

 

入院は延期になった。

 

CTには

ネットで調べるとおっかないことばかり書いてある

腹膜播種がはっきりと写っていた。

 

 

以前6月かな、

お腹が痛くて救急車を呼んだとき

ERの先生も腹膜播種を疑っていた。

 

入院して

いつもの先生をはじめとして

教授にも診てもらったのだけど

その時はまだ

はっきりとわからなかった。

 

その後退院しても

みぞおちの辺りに何度か

激しい痛みに襲われることがあり

胃カメラ検査もしたけど

胃は綺麗だった。

 

それでちょっと安心していたのだけど

前回の抗がん剤投与入院のあと

頻繁に痛みが出るようになった。

 

痛み止めを飲んだり

座薬を入れたり

お風呂で温めたりすると

ちょっと楽になることがあったので

そうして誤魔化していたのだけど

10月4日の深夜というか

5日(月曜日)の明け方に耐えられない痛みが襲い

たまらずタクシーでERに駆け込んだ。

 

 

救急車を呼ぶのはちょっと躊躇した。

でも自力でERに行くと

 

なんで来たの?

 

みたいな素っ気ない対応をされて

診察もすごく待たされた。

こんど思い出したら

ご意見箱に書いて入れちゃおうかと思う。

 

8,500円くらい特別料金とるのに。

 

 

ERに着いて

痛くて痛くてどうしようもないから

とにかく眠っちゃうか痛みが止まる

強烈な点滴をお願いした。

 

点滴の効果か

自然に落ち着いたのかはわからないけれど

始発の電車が出る頃には

ちょっと違和感はあるけど

もう痛みで苦しむほどじゃない

という感じになった。

 

またいつあの痛みが来るかと

ヒヤヒヤしながら入院するはずの水曜日を迎えた。

 

 

診察予約時間は13時だったけど

診察室に呼ばれたのはたぶん14時頃。

診察のあと入院予定だった。

 

先生と一緒にCT画像を見た。

 

もともと大腸癌だったぼくの癌は

肺に転移して

42回におよぶ抗がん剤の効果か

見えないくらいになっていたはずだった。

 

それが少しまた見える大きさになっていた。

 

そして、

 

前回のCT画像では

ぼやぼやと

はっきりわからなかった

腹膜播種っぽいものが

はっきりと

腹膜播種として写っていた。

 

この腹膜播種が

内臓と腹膜をくっつけてしまうので

ご飯を食べてお腹が膨れたり

姿勢によってひっぱられて

痛みが出てきてしまうらしい。

 

ごはん食べるの怖い。

 

それにくわえ、

腹水も少し溜まってきていた。

 

癌で腹水。

友人たちが亡くなる前に出ていた症状。

超おっかない組み合わせだ。

 

ちょっと前までは

肺の癌も見えなくなってきたし

抗がん剤お休みしてみようか

などという話しも出ていたのだけど

 

あっさり覆った。

 

腹膜播種って

やっつける手立てがあまりないらしい。

 

 

これから薬を変えて

癌と抗がん剤

付き合っていかなきゃいけないねって

先生に言われた。

 

治る見通しが立ちにくいということ。

 

超凹む。

 

 

これまでは

癌との闘いというか

抗がん剤

苦しい副作用との闘いだったのだけど

 

こんどは癌の痛みも加わった上に

治る見通しも立たない。

 

 

なんでこんな目に会うんだろう。

ぼくは人生でどんな悪いことをしてきたんだろう。

 

神様は超えられない試練は与えないっていうけど

超えられないじゃん。

 

いやんなっちゃう。